提出書類のヒント集です。ここからは1ページが長いですから、読み物としてのんびり読んでください。
志望理由書の目的と意義Ⅳ
提出書類のヒント集です。
積極性
志望理由などを書く際、先生に質問をすると「積極性を出しましょう」といわれます。勢いを出しましょうということでしょうか。私も高校生のころ、学校の先生に言われました。けど、その『積極性』について「積極性って何ですか?」と質問をすると怒られました。『やる気』だとか『向上心』だとか言葉は理解できます。けど、その積極性っていったい何でしょうか?
掃除を真面目にやる。これも積極性でしょう…、と言うより当り前のことですね。たくさんの本を読んで勉強する。これも当り前のことです。
では面接や志望理由書で求められる積極性って何でしょうか?
ズバリ!
イメージ
…です。
例えば、超一流の料理人、ってどんな人でしょうか?
超一流の料理人が料理を作るとき、大切なことは何ですか?
まず、食材(材料)を選ぶでしょう。
その食べ物の産地はどこか?新鮮さはどうか?等など。
そして、その人が持っている技術と料理方法で美味しい料理を作っていきます。そして、とても美味しい料理が出来上がります。お客さんはそれを食べて大満足。それが超一流の料理人…。
NO!ちがう!!
超一流の料理人の資質とは、材料を選んだり、調理方法を駆使したり、もちろんそれらも大切なことですが、それだけではありません!
イメージを抱くのです。
まず、頭の中に誰も食べたことのない、すごく美味しい料理をイメージします。そのイメージは出来るだけ細かく具体的にイメージします!!
そして、そのイメージを具体化、現実化するために努力をします!
イメージした超美味い料理を作るために必要な材料をそろえる、必要な料理技術を身につける、そして、求める料理方法が無ければ、誰も考えたことの無い全く新しい料理方法を創り出す!
それが積極性です!!
つまり、材料がどうだとか料理方法がどうだとか、今、自分にあるもの、自分の身についているものから料理を作るのではなく、作るものが最初にあって、それを創るために必要なものを用意していく、『結果が出る』のと、『結果を出す』のとの違いです。
言葉(口先)ではそれほど違いを感じられないかもしれませんが、これが大きな違いなのです。
このことはあらゆることに当てはまります!
目の前の困難に持てる力で戦おうとするのではなく、必要とあれば全く新しい物を創り出し、必要とあれば新しいことを身に付け、結果を求め、その困難を乗り越えようとする 人材…、それを大学は求めているのです。否、企業が求めています…。
否、社会が求めています…。
否、世界が待っています…。
社長になりたい!!
社長になりたい。だから、自分に足りない経営学を大学で学ぶ…。
充分、積極的です。
けど、大学に入るのは難しいでしょう。
なぜ?
それは、社長といっても色々な社長がいるからです。
10人の社長がいれば10人とも全く違う『社長』です。性格も経歴も理想も仕事ぶりも、全く違います。
つまり、『社長になりたい』というイメージを膨らまさなければならないのです。イメージを具体的に詳しく持たなければならないのです。
そのためにどうすればいいですか?
イメージを膨らませるという『結果を出す』ために積極的に動くなら、身の回りにいる『社長』から話しを聞いてみましょう。身の回りに社長がいなければ、『社長』が書いた本をたくさん読んでみましょう。
話しを聞き、本を読むうちに、自分の中の『個性』が必要な情報を吸収し、やがて、具体的『社長』のイメージを浮かびあがらせてきます。その社長は外食産業の社長かもしれません。また、貿易会社の社長かもしれません。
けど、貿易会社の社長も100人いれば100人の個性がある…。
イメージが具体的になれば、志望理由どころか志望大学すら決定されます。
あとは練習あるのみです!!
自主性
志望理由書などで自己PRを書く際、主体性、積極性を出せというとどうやって書いたらいいのかわからない学生がいます。そこで例に出すのが『部活』と『ボランティア』の話です。
最近の大学の傾向として、高校時代、ボランティア活動に参加した否かを聞いてくるところがあります。しかし、勘違いしないでください。それは何も『慈善的精神』を試しているのではなく、『主体性、自主性、積極性』を見ている場合がほとんどです。また、高校生活という井の中の蛙にならぬよう、他の社会との繋がりを見るのです。
面接官がボランティア参加の有無を問う理由
◆主体性、自主性、積極性を見る。◆高校の中の世界だけでなく、他の社会との繋がりを見る。
つまり、他のページでも書きましたが、ボランティアへの参加の有無を確認してくるというのは、部活動以上にこれらの要素を確認しようとしているのです。
現在の部活動は、あくまでも『受け身』の活動に成り下がっています。顧問の顔色を見、先輩の顔色を見、いわれたとおりに行動する部員。
これのどこに主体性があるのでしょうか?
テレビで時々ブラスバンドか何かのコンサートの模様を放送したりしていますが、呆れてしまいます。部活動の主役はあくまでも生徒なのに、指揮者である顧問の先生がはりきっちゃっていて、思い切り目立ってしまいます。
いったいこの教師は何を考えているのでしょうか?
『この教師は一般社会では目立てない自分を学校という閉鎖的な空間で憂さ晴らししているだけ』としか感じないのは、私だけでしょうか?
部活動でも十分積極的に、主体的に行動できるはずなのです。
野球同好会しかなかった高校に『野球部』を作ろうとしたけど校長に反対され、その校長は自分の出身校が甲子園に出たのを誇りに思ったのに、その高校が大差でボロ負けし、それ以来、大の野球嫌いになった先生で、その校長の条件でナンバー2の実力がある高校と試合をやって負け、その校長の息子を誘拐して野球部を作り、そして、甲子園に出場する…。
…って、これは漫画の世界ですが、別にこんな話に限ったことではありません。自分から何かをはじめ、新しい展開を導き、充実した高校生活を送ってこれた、それが書ければ部活動も立派な自己PRになるでしょう。
こんなことをいうと「なら、学校でヒーローのような奴しか合格できないじゃん。」みたいなことを言ってくる受験生がいますが、そのとおりです。
何を言ってるんです?
大学の特別選抜では、そういう学生を求めているのです。
特別選抜という名前の『特別』とは、『特別な入試募集枠』という意味より『特別な学生』と理解した方がいいでしょう。ですから、一般入試で受験する友達より楽して入った、と負い目を感じてしまう受験生がいますが、そんな心配など必要ありません。
ボランティア活動、ってのは、本来、強制でもなんでもありません。学校の方針とかで無理やりやらされたり、内申稼ぎのために参加したりする輩は別ですが、自分の意志と判断で参加するものなのです。 だから、部活よりボランティアが注目されるのです。
成績スレスレで出席率もやばいような学生が、NGOに参加し、活動内容と自分の考えを書いたところ、それが評価され早稲田大学の政治経済学部AOに入ったなんて有名な話があるくらいです。
ボランティアをやっていない?
別にボランティアでなくてもいいのです。
こんな話、いくらでも嘘が書ける?
そんなもの見抜けなかった大学の『不明』にすぎません。
何もやっていない?
なら、一般入試を受けましょう。
ただし、何度も言いますが、そうでない大学もたくさんあります。ただ真面目で成績がいいなら、それだけで合格させる大学もあります。大学ごとに、必ず確認してください。
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