高校へ行こう!
一般入試と違って複雑なのが推薦入試です。ここでは基本用語を確認しましょう。
◆推薦枠
その高校の募集人員のうち、推薦入試で何%合格させるかを定めたものです。各都道府県が、学科ごとに『募集定員の○%以内(何人)』というように推薦枠の上限を決めているのが一般的です。しかし、私立高校の場合は、推薦枠を高校ごとに決めることができます。
◆出願資格
たいていの都道府県では出願の資格として『志願する理由が明確なこと』『興味・適性があること』などが入試要項に書かれています。ここ最近では、これらのほかに『部活動や生徒会活動への取り組み』『ボランティアに関する活動』など、高校ごとに推薦条件やほしい生徒像を明示する都道府県も増えてきました。
◆併願確約
私立高校で行われる推薦の一種です。公立高校を第一志望にしている受験生が、『万一、不合格だった場合は、必ず入学します』という条件のもとで出願する制度です。その際、私立高校の合格基準を超える成績であれば合格の内定がもらえる場合が多いです。
◆自己表現
面接の3分程度を使って、英語のスピーチや楽器演奏、料理など、自分の特技を面接官に見せてアピールすることです。総合学科や特色ある学科・コースで導入する学校が増えています。プレゼンテーションともよびます。
◆自己推薦
推薦は、中学校の校長の推薦が必要になります。しかし、学校長の推薦が必要なく、受験生本人が自己推薦書を書いて出願できる制度が私立高校や公立高校の一部で実施されています。それが『自己推薦』です。自分の得意分野や特技について、受験生本人が高校に自己申告します。
◆専願
関東圏では『推薦(単願)』制度がありますが、関西などの私立高校では一般入試での優遇制度『専願』があります。『合格した場合は、他の高校に出願せずに、必ずその高校に入学します』という約束のもとに願書を出し、一般入試での合格ラインを他の受験生より低くしてもらえたり、学科試験の得点を上乗せしてもらえたりします。
簡単に説明しました。これらの入試用語をしっかりと理解しておきましょう!
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