高校入試の面接試験 ～質問集 ～
◆中学校での学習活動に対し、どのように取り組みましたか？
中学校でどれくらい勉強に励んだかを問う質問です。強く印象に残っていることを答えましょう。
具体的に、いつ、どのようなことをしたか具体的に考えましょう。
◆中学校での学習活動以外の活動に対し、どのように取り組みましたか？
学校での勉強以外の活動に対する質問です。ですので、学校の中だけの活動とは限りません。学校外での活動も上げましょう。
例えば、ある生徒は、この質問に関する考えがなかなか浮かばず、最後には、何もないと言いだしました。しかし、その生徒とじっくり考えてみると、実は、その生徒は、一時期、国際交流活動の一環として、タイの学校で日本舞踊を披露した経験があったのです。もちろん、披露するためにはたくさん練習をしたそうで、披露後は、現地の中学生たちと広く交流することが出来たそうです。このような活動で構わないのです！
にも関わらず、どういうわけか（恐らく緊張のせいでしょう） 、このような学校外の活動を低くみてしまう生徒がたくさんいるようで、なかなか口を開いてくれません。胸を張って、自信を持って答えてください。
◆自分自身の良いところはどんなところだと思いますか？
面接で、受験生の長所と短所を聴く場合が良くあります。この質問では自分の良いところを質問しています。｢～～というのが自分の一番良いところです。」と、ズバリ答えましょう。
この質問に対する答えも、前述同様、遠慮しがちな受験生が多いようです。それもそのはず。これまで謙遜の美徳をずっと教育されてきた中学生ですから、いざ自分の良いところを答えろと言われても、恥ずかしくて言えませんよね（笑）。しかし、これは入試の面接試験ですから、はっきりと答えるようにしてください。
◆中学校で頑張ったことは何ですか？
部活・クラブ活動での話を書くのが一般的ですが、前述の内容のとおり、学校外での活動でも構いません。もちろん、部活・クラブ活動以外の学校内の活動はいくらでもありますから、その中から印象に残る話題を答えるようにしましょう。委員会活動でも学校行事でも構いません。
◆高校で頑張りたいことは何ですか？
中学校で頑張っていたことの継続でも構いませんし、中学校時代に出来なかったこと、中学時代にきっかけを見つけた関心のあることでも構いません。高校時代に頑張りたいことを答えましょう。もちろん、意図的にその高校の強み、例えば野球部が強いから中学時代の野球部経験を生かすなんてのも志望理由と合致して理想的ですが、無理にその高校の強みに合わせる必要はありません。要は、君たちの人生の15～18歳の時間をどのように過ごしたいのか、そこを答えればいいのです。
◆将来の目標は何ですか？
将来、就きたい職業があればそのようなことでも構わないでしょう。その職業が海外との繋がりのあるもので、そのために英語力を鍛えたいなんてお話しは志望理由と合致して理想的です。将来、就きたい職業が無くても、高校卒業後、大学へ進学したい等というのも答えになると思います。
ここで心にとどめておいてほしいのは、今、その職業になりたいと思っていても、そんなもの、この後の人生でいくらでも変化していくということです。人は他者との出会いの中で刺激を受け、考えがどんどん変わっていくのが当たり前です。ですので、今、この面接で答えた将来の目標を、この後もずっと続けていくわけではありません。自由に、のびのびと考えるようにしましょう。
緊張するなって方が無理。だから、めいいっぱい緊張しようと考えよう！そうすると、不思議と安心してくるものです。
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