高校入試 面接試験

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高校入試の面接試験

高校入試の面接試験 ~当日~

控室

 前のページで書いたとおり、どのような場合でも一般的常識を守りましょう。
 一般的常識で考えた時、控室ではどのような姿勢で待っていればいいでしょうか?当然、うろうろ歩きまわったり、友だちと大きな声でおしゃべりしてはいけません。控室での態度も評価に入ると言われますが、評価表があるわけではありません。これも常識で判断しましょう。控室で大声でおしゃべりしているような生徒を、合格させると思いますか?一発アウトです(爆)。
 本などを持って行って、静かに読んでましょう。

 

入室

 中学校の先生に練習してもらうといいでしょう。呼ばれたら大きな声で『はい!』と返事をする。入室する時はノックを2回し、「どうぞ!」と言われてから静かにドアを開ける。この時『失礼します!』ということを忘れないこと。入室したら静かにドアを閉めましょう。
 …って、教わると思うけど、この通りになるとは限らない。係の先生がドアを開けてくれるような場合もあるからだ。どんな状況でもパニクらず、臨機応変に対応しよう!

 

着席

 これも中学校の先生に練習してもらうといいでしょう。正しい姿勢で椅子のあるところまで進み、椅子の脇に立ってあいさつ。すぐにすわらず面接官の『どうぞおかけ下さい』という言葉をまってから『ありがとうございます』といって着席する。座ってから『よろしくお願いします!』と言いましょう。
 背筋をピンと伸ばし、背もたれに寄りかかり過ぎず座りましょう。手は太股か膝の上に起き、男子は軽く握り女子は両手をかるく重ねるようにおくといいだろう。

 

応答

  質問は面接官を見ながら答えるのは原則だが、その際、面接官の目を見ると恐いようなら、鼻を見るようにしよう!テレビ番組でタモリさんが言っていた方法だが、相手の鼻を見ながら話すと、目を見た時よりも少し柔らかな印象を相手に与える効果があるそうだ。また、その関係で、ネクタイを見ながら話すと良いと教える先生もいるが、こちらは私は反対だ。下を向き過ぎてしまう。
 質問に対する答えは、ハキハキと答えよう。予想外の質問が出ても慌てずに頭の中を整理して答えるようにしよう。どうしても答えられない質問には『難しくて分りません。』『すみません。勉強不足です。』などと素直に答えるようにしよう。変に取りつくろうよりもずっと印象が良い。

 

退出

 面接が終わったら静かに席を立って『ありがとうございました。』と礼をしよう。椅子を元に戻してドアの方まで歩いていく。退出する際、面接官の方を向き一礼し、『失礼しました』と退出する。
  また、面接が終わったからと言って気を抜かず、家まで(中学校まで)帰るまでが遠足、ではなく入試だという気持ちで帰宅しよう!

あの手この手で見てくる面接

 私が高校入試の頃、公立高校を第一志望にしていたのですが、中学校の担任の強い勧めで滑り止めの私立高校も受験しました。その際に面接試験があったのですが、あっという間に終わってしまいました。散々練習したのに拍子抜けしてしまった感じでした。というより、相手の面接官は何十、何百の受験生を面接してきたわけですから、ちょっと話しただけですぐにこちらの内面など見抜いてしまいます。第一志望も伏せていたのですが、私の調査書と成績から、「〇〇高校あたり受けるんでしょ?」と、完全に見抜かれていました
 ところが、面接だけでは見抜けない部分を見てきたんですね。面接が終わった後、受験生全員が体育館に集合させられ、ひとりひとりバスケットボールのシュートをさせられました。
 さぁ、こまった。大の苦手のバスケット。しかも、シュートをさせられる。周囲の受験生、全員、このサプライズ面接に戸惑っていました。けど、やるしかありません。順番を待ってやらされました。制服のまま、バスケットボールをドリブルしていってゴールにシュート。私の場合、もともと下手なのに緊張しまくって、ドリブルしたままゴールの下を通過し慌ててボールを上に投げたのですが、ボールは空しく、ゴールの裏側を天井に向かって飛んでいきました。一応、その場ではOKが出たのですが、帰り道、自宅で、学校で、ずっと不合格だと落ち込んでいました。
 ところが!結果は合格でした。
 後から分かったのですが、このシュート、生徒のある部分をチェックするために行われたものでした。というのも、当時、「不良」と呼ばれる生徒は、派手な色したベルト、または、白くて細いベルトをしていました。制服の上着で隠れているベルト、さすがに面接官がベルトを見せろ、なんて言えませんので、わざわざバスケットのシュートをさせて、ボールを投げる時、腕が伸び、上着の裾からチラリと見えるベルトをチェックしていたんだそうです。
 大学入試でのあの手この手の面接試験は有名ですが、高校入試だからと言って決して侮ってはいけません。おっさん、おばはん、とはいえ相手は「大人」です。悪知恵に関しては、まだまだ十代の若い君たちにはかないません。変な小細工はせず、堂々と勝負してください。

 

帰宅するまでが入試!

 

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