志望理由書の書き方②

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高校入試 志望理由書の書き方

志望理由書の中身を具体化しよう!

さて、次に内容的な話をしていきましょう。

 前のページの『具体的に書く』と言うところで出しました。

  1. 学校の雰囲気、学校の教育方針が気にいった。
  2. 学校の施設・設備が気にいった。
  3. 大学進学実績。
  4. 就職実績。
  5. 入りたい部活動がある。
  6. 学校行事や制度(留学等)に参加したい。
  7. 他では学べない専門分野がある。
  8. 通学しやすい。

 さぁ、皆さんは、この中のどれを使って志望理由書を書いていくでしょうか?
 全部?
 ちょっと難しいですね。いや、全部書きたい気持ちも分りますが、少ない文字数ですべてを書こうとすると、逆にゴチャゴチャしてしまって、読み手には非常に分りにくい文章になってしまいます。
 そこで、皆さんは、この中から一番書きやすい事柄を選んで書いていくようにしましょう。

 今、ここで『書きやすい事柄』と言いましたが、それは簡単に書けそうなこと、というわけでもありません。確かに、簡単に書けることではあるのですが、ここで気にしてほしいのは、後々受験する『面接試験』では、この志望理由書(志願理由書)を元に実施されるからです。無理に内容を選んでしまっては、面接で突っ込まれた時、困ってしまいます。そのことを頭に入れながら、内容を選んでみて下さい。

①学校の雰囲気、校風、教育方針

 このテーマで強いのは、特に私立高校の場合です。私立高校は、公立の高校と違い、教育熱心な個人や団体、私立大学が経営しています。また、公立高校と違い、学校運営度の自由度が高く、自由に教育方針やカリキュラムを組むことができます。 そのため、公立高校とは違い、『こんな人間を育てたい』と言った明確な教育方針を示しているのが特徴で、大学付属高校、男子校、女子校、共学、宗教系等、様々なタイプの高校があります。そのような高校を目指す受験生は、まずこの『①学校の雰囲気、校風、教育方針』が理由になるのではないでしょうか?

②学校の施設・設備、⑧通学しやすい

 (①の続き)また、高校の施設や設備についても、私立高校では非常に充実しているのも特徴です。しかし、公立と私立を比較すればその特徴は明らかですが、私立と私立を比べるような場合ではなかなか『その高校を選んだ理由』に結び付けるのは難しいかもしれません。そこで、これらの理由は、第二の理由と言った程度で書くといいでしょう。⑧の『通学しやすい』というのも同様です。

③大学進学実績、④就職実績、⑦他では学べない専門分野

 これらの内容を志望理由に書く場合は、ぜひ、将来の夢や興味と関連付けるようにしましょう。また、それらの内容を書く場合には、そう考えるようになったきっかけとなるエピソードや体験を書くようにして下さい。そして、将来の夢というのは、高校生活での抱負と共に、非常に大切な内容で、志望理由書(志願理由書)の骨子にあたります。もちろん、今は漠然とした夢しかないかもしれませんが、ぜひ考えて書くようにしましょう。特に『⑦他では学べない専門分野』では、関心があるというだけでなく、将来へ繋がる学習、経験となる事柄ですので、決していい加減な気持ちで書いてはいけません。また『⑥参加したい制度』で、留学等と書こうものなら、当然、面接試験の際、面接官は具体的に質問をしてきます。しっかりと考えて書きましょう。

⑤入りたい部活

 高校に入ってから何がしたいか、ということで部活動を上げ、それをその高校を選んだ理由にする受験生がたくさんいます。この場合、中学時代の部活動で経験したこと、学んだことを元に、高校に入ってから具体的にどうしたいかを書くようにしましょう。たいていの場合、『がんばりたい!』と書くものですが、そのがんばる内容についても書くようにして下さい。
 ポイントとしては、中学時代の経験を書く場合は、その経験を経て自分がどのように成長できたかを書いて下さい。また、高校に入ってからの話しでは、その高校の先輩から聞いた話や、その高校の部活動の活躍ぶり等のエピソードを書くようにしましょう。もちろん、高校に入ってから初めてやってみたいというのも問題ありません。その場合は、その分野への憧れを書くようにしましょう。

 

理由選びに正解はない。正解がないということは、何を選んでもいいということ!

 

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