③社会との関わり
『②きっかけ』を明らかにしたら、次は自分の夢が社会とどのように関わっていくのかを書いていきます。
夢を熱く語れ!
自分の夢を語ればいい、ただそれだけです。けど…、大前提があります!
それは、志望理由書を求められている諸君は、小学生ではないということです!
これは、夢に具体性を持たせるということにつながります。
例えば、よく『社会福祉士になりたい』なんて受験生が志望理由書の相談に来たりします。そんな受験生に対し、私は必ず『社会福祉士と介護福祉士って何が違うの?』と聞きます。すると、その受験生はすぐに答えが詰まってしまいます。
わかりますか?
社会福祉士になりたいという夢が本当なら、この違いなんぞ『常識として知っているはず』というのが大学入試の大前提なのです。
結局、この受験生は口先だけの玉無し野郎にすぎません。もちろん、私が指導する際はこれで終わりにしたりせず、この受験生がいかに甘ったれた発想を持った『玉無し野郎』かをこんこんと説き、熱くさせますが。
そう。
夢を持つのは素晴らしいことで、その夢を誰も笑ったりしません。けど、その夢がただの口先だけのものだったら、笑う以前に無視されてしまうのです。いや、それ以前に誰からも相手にされないでしょう。
前述では社会福祉士の話をしましたが、なら、他の職業ではどうでしょう?
保育士になりたい!
なら、その保育士になるにはどうしたらいいんですか?
保育園と幼稚園って何が違うんですか?
飛行機のパイロットや整備士を目指す若者が飛行機マニアだってのは当たり前すぎて空気のように違和感がありません。また、スカイウォッチャー(天体望遠鏡で星を見るのが好きな人)が、大学で天文学を目指すのも普通すぎて違和感がありません。
しかし、どういうわけか、口では『栄養士になりたい!』といってるわりに『栄養の三要素』すら知らないという受験生が当たり前のようです。
これってダメなんですよ!
志望理由書だろうが面接だろうが、はたまた、恋人に語る夢だろうが、口先だけでは意味がないのです。格好つけるだけで中身のないイケ面野郎は、最後には惨めな人生を送り、そいつに惚れた女の子も、イライラしながら惨めな人生を送っていくしかないのです!
つまり、
自分の将来について学べ!
です。
では、どうやったら学べるでしょうか?
いろいろな先輩にアドバイスをもらうといいでしょう。
けど、すごく簡単な方法ですが、まず図書館に行って、下のシリーズの本を一読することをお勧めします。中には少し古くなった情報もありますが、基礎の基礎、諸君の先人達からのアドバイスが書いてありますから、まずは読んでみましょう。
≫ (クリック)なるにはBOOKS
また、こんな本も参考になると思います。
≫ ライセンス・ライブラリー
さらに、最近では、様々な受験情報誌や進学情報サイトでも『将来の職業』に関する記述が載っています。
夢をかなえるため新聞を読め!
さて、前述した職業について学習しながら、さらに新聞を読みましょう。まずは新聞を読め!
…です。
たとえば、ある職業に憧れを抱いたとします。しかし、その職業に就いて何も知らない人間を、周りの人は評価するでしょうか?
全く評価しません。
幼稚園の子どもや小学1~2年生の子どもたちの抱く夢とは違うからです。前述のとおり、17~18歳の受験生が抱く夢は、子どもたちのそれとは違わなければなりません。その最大のポイントが、自分が目指すものとそれを取り巻く社会について』なのです。今後、自分が現代社会とどのようにかかわっていくのか、それを明確に示さなければ『大人が抱く夢』にはならないでしょう。
そのためにも、前述、なるにはBOOKSと、新聞を読むようにしてほしいのです。
学校の先生によっては、スクラップブックを作らせる先生もいるようです。時々、自分の専攻に関する新聞記事を切り抜いてスクラップブックに貼り付けている受験生がいて、誇らしげに見せてくれます。まぁ、学校の課題にあたりますから真面目にがんばってくつりましょう。けど、そこまでしなくても構いません。
ただ、せめて日記につけるくらいはしましょう。
これまた、学校によっては『新聞日記』を付けされる先生がいらっしゃるようです。
やり方は何でも構いません。
常に新聞やニュースに注目し、社会の動きを知ると共に、自分の目指す世界を取り巻く環境について研究していきましょう。
ただし、これまた多くの受験生に指導するのですが、インターネットや携帯の新聞・ニュースはお勧めできません。
なぜ?
話にならないからです。
新聞を開いて読んでみてください。『特集』や『オピニオン』や、読むところがたくさんあるのに気がつくでしょう。
そう。
ネットや携帯配信ニュースの類は、あまりにも5W1Hに徹していて、事実を情報として知ることはできても、志望理由書を書くための思考の材料になるかというと、はなはだ疑問が残ります。ですので、なるべくなら新聞を読むようにしてください。
ウチに新聞がない?
図書館にもあるよ。
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