
解説①
まずは、大学の面接試験の説明として、どこにでも書いてあるような話から書きたいと思います。面接方式
特別選抜方式の入試やAO入試だけでなく、一般入試の学科試験の際にも行われるほど面接試験が増加しています。また、特にグループ面接の実施大学も増加しています。通常、面接試験は、個人面接とグループ面接と呼ばれる方式で実施されます。個人面接は、受験生1人に対し、1人、ないしは複数(2~6人)の試験官で行われます。グループ面接は、受験生2人~多数で行われます。
個別面接の基本
集団面接①
一度も答えられずに終わってしまう悲しい受験生もいて、後で泣きながら電話をかけてきたりします。
集団面接②
始め試験監督から説明があり、その際、テーマを与えられ、『でははじめて下さい。』と言ったきり後は何も言わない、こんな感じで面接(?)が始まります。誰も何も話さなくても試験監督は何も言いません。その場を仕切ろうとする受験生がいれば、それがその受験生の『個性』ですし、たとえケンカが始まっても試験官は止めず、そのケンカをまとめようとする受験生がいたら、それが彼の『資質』です。
要は、積極的に攻める、また、それができる普段の生活がものを言います。
面接の評価
面接の評価方法ですが、これは大学によって大きく違っています。面接試験を実施する大学を受験する受験生は、必ず先輩や学校の先生から過去の傾向について教えてもらいましょう。原則、次のような評価・判定パターンがあります。
●非常に重視し、人柄を判断する。
●全て点数化する。
●参考程度とする。
下の2つは想像できると思いますが、最初の『人柄~』は分かりにくいかもしれません。これは、他のページで散々書いてあるとおり、絶対評価の面接試験になります。
面接官個人が、受験生と話をした印象を段階的に評価します。A~Eまでの5段階だったり、ABCの3段階といった具合に『分類』されるのです。『分類』の基準は『入学させたい』から『入学させたくない』といった基準で評価されます。どっかの参考書(?)に書いてあった基準を載せておきます。
ランク
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判定基準
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A
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優 優秀な学生である。ぜひ入学させたい。 |
B
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良 入学させたい。 |
C
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可 入学させてもよい。 |
D
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注 入学させるには問題がある。 |
E
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不 入学させたくない。 |
E判定は他が良くても必ず不合格になるでしょう。時々、このような受験生がいて、たとえ指定校推薦でも不合格だったりします。何様のつもり?といった人格を疑うような受験生が時々いるのです。余談ですが、一般入試の学科試験には、このような受験生が大勢います。恐ろしいかぎりですね。それを弾くのが面接試験における最大の目的であることを忘れないようにしましょう。
ただ、個人の基準などその人の好みによるところが大きいです。それで面接官が複数いるのです。面接官が2人の場合、話し合えば済むことですが、これが3人、5人のような場合、そのうちの過半数の面接官がD・E判定をつけたら、他の成績がどんなに優秀でも100%不合格になるでしょう。
また、このような段階評価すら点数化し、全ての合計点数、つまり、数字で人間を評価しようという大学もあります。Aが10点、Bが7点…といった具合です。

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