覚悟を決めろ!
専門学校だけでなく、大学でもそうですが、最終的に成功するか否かは、本人の努力にかかっています。口先だけ立派なことを言っていても、努力をしなければ惨めな人生しか待っていません。特に専門学校を志望する若者が、大学受験という『努力』を嫌って進学する例が多いので、その圧倒的多数は惨めを絵に描いたような人生しか歩むことができないのです。惨めな人生とは、どういう人生でしょうか?
それは、いくら本人が言い訳しても、周りからは惨めとしか見られないという人生です。
もちろん、惨めな人生を歩んでいる人間同士なら傷口を舐めあって生きていけるでしょう。けど、まともな人間、つまり、努力をしたことがある人間からすれば、本当に馬鹿丸出しにしか映りません。
私は百貫デブだったことがあります。もし仮に誰かから『痩せろ!』とか、『醜い!』『デブは一生、恋人なんかできない!』『デブは人生終わっちゃってる!』と言われたら、何とこたえるでしょうか?
『痩せようと思えばいくらでも痩せられる。ただ痩せようと思わないだけだ。ありのままの今の姿が良いんだ!』
こんなことを言ったらどうでしょうか?恐らくまともな神経の持ち主からは心底馬鹿にされるでしょう。なぜなら、一般的(多数派)美意識を持った人間なら、誰が見たってデブは醜いですから。醜悪なデブが必死に負け惜しみを言っているのです。
同様に、喫煙者に禁煙を勧めたらどうでしょうか?
『タバコなんて、止めようと思えばいくらでも止められる。ただ止めようと思わないだけだ。』
こんなことを言ってくるでしょう。
同じ喫煙者同士なら『そのとおりだ』と傷口を舐め合うことで、周りから馬鹿にされようが開き直ることができるでしょう。しかし、マトモな神経の持ち主から見れば、意志薄弱の喫煙者の意思では禁煙なんて不可能だということを知っていますから、やはり、デブ同様、心底、この喫煙者を馬鹿にし、まともに相手をしなくなるでしょう。とりあえずここは禁煙だから出て行け、と。
そう。
人生も同じなのです。
若い頃、口先だけで何の努力もしなければ、不満と後悔だらけの人生しか待っていません。特に専門学校なんてそういう学生が流れる場合が多いですから、圧倒的多数の人間には思うような人生しか待っていません。俗に言う『負け組み人生』です。
『人生に勝ち負けなんてないんだから、本人がどう思うかだ。』
そのとおりです。そう思います。
けど、その本人は満足なんかしていません。本心は違うからわざわざ口にするだけでしょう。自分自身に嘘をついているのです。
『金持ちになろうと思えばいくらだってなれるんだ。ただなろうと思わないだけ。今の生活が一番幸せだからこのままでいるだけなんだ。』
…聞いていて気の毒に思います。
こういうことを口にするのって、なりたくてもなれないという現実を受け入れられない哀れな人間です。本心では金持ちになりたいとか、楽な生活がしたいって思っているのに、それを口にしたら100%負け犬人生を認めることになるから、決して口にしないだけなんです。 君たちは、こんな人生を歩みたいか?
以前、ある牛丼屋へ行きました。
そこで高校時代の同級生がバイトをしていました。
40前のいい年こいたオッサンが、惨めなフリーター。
その惨めさに輪を掛けたのは、そいつの高校時代の様子でした。
今で言う『イケ面』の奴で、バンドをやっており女の子からモテモテの奴でした。
それが20年近くたった日の真夜中…。こん汚いビルに入っているチェーン店の牛丼屋で、はした金を稼ぐためのアルバイト…。見るからに私より若い(つまり、同級生だった彼よりも当然若い)スタッフに指示を受け、こき使われていました。
どんなに本人が『今、すごく幸せなんだ!』と言ったところで、哀れみをかってしまうのはいうまでもないでしょう。
専門学校志望の学生が異口同音に唱えるのは『私には夢がある』という言葉です。
そのとおり!
素晴らしい!
けど、夢は見るものではなく追いかけるものです。夢が見たいだけなら専門学校なんぞに大金を使わずとも、布団を被って見てればいい。
大学を目指して努力している人を笑いながら『大学を出たって、サラリーマン!女の子はお茶くみだ!』なんて言います。
そのとおり!
けど、専門学校卒業だって変わらないし、条件は大卒より圧倒的に惨めだ。
惨めな自分を必死に言い訳してごまかすしか残っていませんよ!
専門学校進学を考えている奴、もう一度、確認しましょう!
本気でやろうと思っていますか?
楽したいだけのいいかげんな気持ちじゃありませんか?
もちろん、いいかげんだって構わないですよ。
気楽に面白可笑しく人生を送っていいんですよ。
その人の人生ですから。
安定した生活、幸福を求めているならそれで良いんですよ。
けど、本気で夢を抱いた人間なら、その夢に向って必死に行動しなければなりません。そうしなければ、待っているのは厳しい現実と惨めな生活…。いくら言い訳したって、そんな『負け犬』の言い訳なんぞ誰も聞きたくないですよ。
先日、格差社会を取り上げたテレビで自称・作家の女性が『負け組貧乏人』の代表で出ていました。
『私の夢は、そのうちでっかい作品を書き上げること。』
テレビに向って、こんなことを言っていました。
この手の人間は誰しも全く同じことを言います。そして、この手の人間は、そう同じことを言い続けながら何もせずに死んで行くのです。
作家になりたければ、大学へ行った方が近道なんだよ。知ってた?
どんな人生、歩みたい?
本当にくどいようですが、私は専門学校進学を批判しているのではありません。まずは職業をよく研究しろ、軽い気持ちで行くな!と言っているのです。
言うまでもなく、専門学校で十分、いや、専門学校じゃなければならない職業もあります。
くりかえしになりますが、ここで言っているのは、あくまでも希望職種を研究しろ、いいかげんな気持ちで進路を選んで、誇大妄想広告やインチキ経営者に騙されて、人生を捨てるなということです。
就職率100%!
この言葉のからくりを操ってきた人間たちの言葉の重みを知りましょう。
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