エンジニア
専門学校を卒業してもエンジニアにはなれません!
専門学校を卒業してもエンジニアにはなれません!時々、専門学校を勘違いしている方がいますが、専門学校を卒業してもエンジニアにはなれません。エンジニアになりたければ必ず大学を卒業するようにしましょう。皆さんは、ちょうどこのサイトをインターネットで見ていますので、これを例に出して考えてみましょう。
私はPCのウインドウズで動かしていますが、このパソコンのウインドウズを使えるってのは、ある種の技術です。また、最近では、パソコンソフトがどんどん複雑になっていますので、ワープロや表計算ソフトを使えることも技術です。
しかし、それは、あくまでもそのソフトが使えるに過ぎません。
また、私が使っているパソコンは『自作PC』と呼ばれるものです。秋葉原のパーツ屋やジャンク屋を回り、バルク品や怪しいパーツを買い漁って完成させました。これもある種の技術でしょうが、ただただ部品を買って来て組み立てたのに過ぎないのです。
これらはエンジニアなどではありません。
子どもがろくに意味も分からずガラクタを組みたてて遊んでいるのと似たようなレベルです。
趣味としては楽しいですが、これで金を取るのは詐欺です。
本当のエンジニアとは、使われるソフトを『創る人』『開発・発展させる人』、または、私が組みたてたパーツの元を『開発する人』『設計する人』のことを言うのです。組みたてるなら、きちんとした理念と意味を理解した上で組みたてることができる人間です。何の知識もなく『とりあえずやってみよう』で手をつける馬鹿ではありません。
専門学校を卒業した程度で、それができるなどと短絡的に考えないで下さい。
時々、できるふうな口をきく大人がいますが嘘です。身の程をわきまえないと社会から馬鹿にされてしまいます。
つまり、専門学校で作る人材は、あくまでも複雑な機械を操作できると言ったレベルの作業をこなす人材で、その機械自体を作ったり修理したりする人材ではないのです。人が作ったものを言われたとおりに作業する、その範囲以外のことは何もできないという人材を作るのです。ワードは使えるけど一太郎はろくに使えない、こういう人間です。
それ以上のことをやろうとした場合、ワードだろうが一太郎だろうが関係なく、その大元を操る人間になろうとした時、どうしても学問(学歴ではない)が必要になります。その学問をするなら、独学に頼るよりも大学へ行った方が遥かに効率的です。
パソコンのソフトを開発するなら数学をやらなければなりません。ただ『使う』だけなら数学ができない馬鹿でも問題ありません。また、最近では、アシストウェアが発達していますので、数学が出来なくてもなんとかなっちゃう分野もあります。ある意味、それをやるのが専門学校と言えるでしょう。
もちろん、大学を卒業したところで、専門学校を卒業したものと同じ程度のことしかできない人間も大勢います。それで勘違いされたりします。けど、専門学校と大学とではもともと性質が全く違うものですから、より上を目指そうとする限り、やはり、大学へ行くしかないでしょう。
正直、専門学校を卒業した程度の人間が整備したジェット旅客機になんぞ乗りたくありません。専門学校を卒業して原子炉の操作をする?馬鹿言うんじゃない!!
専門学校でやるのは『手に職をつける』であって『技術を身に付けたエンジニア』ではないのです。大学で4年間、理工系の学問を学んで卒業し、改めて専門学校へ進学するすごい人たちがいます。その例を、さも高卒で入学した学生のように宣伝する専門学校がかなりあるようです。専門学校の募集パンフレットに描かれてある誇大広告に注意する必要があります。
くどいようですが、私は専門学校進学を批判しているのではありません。まずは『自分がなりたい職業をよく研究しろ!』と言っているのです。『医者になるためには大学を出なければいけない』という程度のことは知っていても、コンピュータープログラマーになるには専門学校で十分だと考える連中は大勢いるようです。
機械工学をやりたければ大学へ行こう!まずは大学。大学で4年間学んだ後、専門学校へ入りなおすのと、高校を出てすぐに専門学校へ入るのとでは雲泥の差があります!
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