アルバイト

高校生のアルバイト

私は高校生のアルバイトを奨励します

 もちろん、高校の中にはアルバイトを禁止している高校もあります。そういう高校に通う学生は決してアルバイトはしないようにしましょう、って、禁止されている高校に通っていた私がしていたのだから人のことは言えませんが(笑)。
 大人になって社会人になれば分かりますが、それ以前に高校生に進学指導をしていて感じることがあります。それは、『このまま世間知らずで社会に出るのだろうか』ということです。
 大学入試の特別選抜入試の中では面接試験があります。そして、その面接試験では『高校時代の思い出』みたいな話を質問されます。その際、ボランティア活動なんて答えると有利になると聞いてボランティア活動を『進学目的で』がんばる高校生もいます。『高校時代の思い出』でなくても、はっきりと『ボランティアについてどう思いますか?』と質問してくる大学もあるのです。
 では、なぜボランティアが奨励されるのでしょうか?
 他のページでも書いていますが、それは、別に慈善事業の精神を植えつけようとか、企業に就職した際、疑問を持たずに奴隷のように仕事をしてくれる人材を育成するとか、そんなことのためにやるものではありません。それはあくまでも高校生たちが高校以外の社会とどのように接してきたか、を見るためチェックされ、質問されるのです。
 社会人になると思い知ります。
 まっすぐで真面目な世間知らずほど社会に有害な人材はいません。
 高校時代から、お真面目に努力努力で勉強して、世間知らずのまま大学に入り、大学でもろくな経験をせず、そのまま社会に出て、周りに迷惑をかける、このような人材にはほとほとうんざりさせられてしまいます。そこでボランティアという活動を通して、学校以外の、教室の机以外の世界とも接してほしいというのです。つまり、少しでも世間を知ってほしいという大人社会からのメッセージでもあるのです。
 さて、そのように考えてくると、ボランティアに限らずアルバイトなんてのでも立派に『教室の机以外の世界』を経験することができます。だから、私はアルバイトを奨励します。
 別に大学の面接の際、アルバイトで経験したことを話したってかまわないと思っています。けど、自分の高校が『アルバイト禁止』なのを知らずにベラベラしゃべっちゃうと当然のごとく不合格になります。
 要は、学校以外の世界と接することで自分の力になったことを話せばいいのです。
 また、別に大学の面接のためではなく、諸君のこれからの人生のためにも、他の世界を知ることは非常に大切です!
 もちろん、アルバイトのせいで勉学がおろそかになったり、高校を退学したりするというなら言語道断ですが。ここでは高校卒業後の進路についてアドバイスしています。

高校生のアルバイト

 私が高校時代、180万円の貯金をためた友達がいました。180万円も貯めて何に使うのか、聞いても教えてくれませんでしたが、感動したのは彼の性格でした。180万円貯金するほどアルバイトをしていても、成績を落とすことはおろか、学校をさぼったり、素行不良になったりしなかったことです。
 …そう。
 アルバイトをするということは、自己管理能力も試されているのです。手にしたお金を片っ端から使って、目先の欲望を満たすようでは、将来の大志など果たせるわけがありません。まずはアルバイトをしながら『セルフ・コントロール』を身につけるのもいいでしょう。それにはもらった給料を貯金すればいいのです。
 お金を貯めるためには、次の5つのことを習慣にすれば言いと言われています。
 ①一日の終わりに反省のメモをつける。(目的意識をはっきりさせる)
 ②アバウトを許す。(1つのことに失敗しても、それがすべての失敗ではないことを心に刻む)
 ③幸福そうにふるまう。(マイナス思考にならない)
 ④人と比べるのをやめる。(自分と勝負をする)
 ⑤他人任せにしない。(必ず損をし、失敗する)
 この5つを習慣にすれば、お金がたまるようになるそうです。貯めたお金で何かを買うもよし。進学するもよし。
 ただ、これって、あらゆる物事に通用しませんか?
 受験勉強をすれば生きる力を養える、って言うのと同じで、受験勉強以外からでもいくらでも生きる力を学べるのと同じです。
 そう。
 一言、アルバイトをするといっても、自分を成長させる貴重な体験になりえるのです。
 まず、なぜアルバイトをするのか、考えてから始めるようにしましょう。

フリーター

 フリーターになる若者が沢山います。
 フリーターという名前がついていますが、要は、無職のことです。勘違いしないようにしましょう。
 もちろんフリーで仕事をしている大人は大勢います。けど、その大人たちと同じだとは思わないでください。どんなに格好いいことを言ったところで、フリーで仕事をしている大人たちの収入に比べれば、フリーターの収入など、子供の小遣い程度しかありません。それで生活はできないのです。
 それを嫌った大人たちが、アルバイト禁止などと考えるのです。
 生涯年収という言葉があります。一生涯、仕事をして稼ぐことができる収入のことを言います。その収入の差は以下の通りです。
    大卒:300,000,000円
    短大:280,000,000円
    高卒:270,000,000円
 フリーター:50,000,000円
 フリーターになるとこれだけ違います。
 もちろん、フリーターになる人間は、別に収入がどうとか考えない若者でしょう。また、『そのうち何かやってやる!』と思い込んでいて、全く気にしない若者もいるでしょう。けど、断言します。ろくに将来を考えない奴に夢はかなえられないし、収入を気にしないと口にする奴ほど、大した人間にはなれません。
 なぜ?
 本気で夢を追いかけ、夢をつかむ人間は、フリーターなんぞやらないからです。フリーターをやってて夢をつかめるのは、自分の力ではなく、運である場合です。それほど世の中甘くありません。
 たいてい、フリーターやる人間は、何事も先送りし、口先だけで言い訳し、何もできない人間たちです。
 本気で夢を目指している人間なら、まず、フリーターをやっていることに引け目を感じるでしょう。また、本気で夢をかけている奴なら、別に就職して社会人やりながらだって夢がかけられるのです。
 とりあえず自分が理想とする人間がいたら、そいつがフリーターやってたかどうか確認しましょう。そして、もしフリーターをやっていたら、それが幸運による成功なのか否か、そして、幸運ならば、自分にその幸運があるかどうか、じっくりと考えてみましょう。
 では、アルバイトはどのようにのなのでしょうか?
 っつうか、もともと学生が学業の合間に行う仕事のことをアルバイトって呼んでたんだって知ってる?
 進学をしないなら、就職してから夢を追え!

 

フリーター
今しか出来ないことを見つけよう!

 

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