項目別Ⅲ：現在に関する質問・未来へつながる今
では、最後に現在に関する質問項目について見ていきましょう。
【中学校卒業時のあなたと現在のあなたを比較して、その『人間的成長』がどのようなものであったかをしるして下さい】
『教育の二面性』を読んでみましょう。【最近（１～２年間）の世の中のできごと（国際関係・政治・経済・社会・文化・時代の風潮・その他いろいろな分野）で関心を持った事柄を３つ挙げて、それぞれに対するあなたの意見や感想を記述して下さい。】
『③社会との関わり』を読んでみましょう。【あなたは自分をどのような人間（性格・行動・新年・経験等自由な見方で）だと考えていますが。さまざまな側面から自己紹介（自己アピール）して下さい。 】
就職活動でよくやる『自己分析』なんてのも良い方法です。やってみましょう。【あなたが今一番関心をもっていることを具体的に記入して下さい。】
志望理由書のところで書いています。ぜひ『③社会との関わり』を読んでみましょう。こんなところから関心を持っていることを探してみてください。【あなたにとって豊かな社会とはどのようなものだと思いますか？その豊かな社会を作っていくメンバーとしてあなたの役割についても言及して下さい。】
ただ関連する話題を扱った本を読んだところでどうにかなる課題ではありません。じっくりと自分の頭で考えて書くようにしましょう。ぜひ『小論文の書き方』も参考にしてみて下さい。【あなたが、生きていく上で、あるいは日々生活をしていく中で、大切にしていることは何ですか？】
難しく考える必要はありません。この手の項目を書くように指導すると、なかなか書いてくれない受験生がほとんどです。けど、それは決して書くことがないということではなく、本当にこんなことを書いていいのか遠慮しているという場合がほとんどです。いい加減、自分の本心を表に出すことを叩き潰す現在の教育制度には呆れてしまいます。【本学に合格した場合、あなたは残りの高校生活をどのように過ごしますか？】
毎日、学校帰りにゲームセンターに寄って時間をつぶしたり、彼氏と○泊○日で温泉旅行に行ったりと書いたりしないようにしましょう。普通は、高校生活でしかできないことを『常識の範囲で』考えるものです。【自己アピールをしてください。】
原則、『自分がいかに魅力的な人間か』をアピールしましょう。このようなPRは、周囲の大人たちからすればほとんど経験のないことなのでろくなアドバイスができません。そうだんしたところで潰されるのが落ちです。まずは自分で思うことを存分に書いて見て、その後、一歩引いて見て、書きなおし、書き足しをしていくようにしましょう。また、特に志望学部・学科に応じた内容ということでなくても構いません。次の『自己推薦書の書き方』でもここら辺の話題にふれていますので、ぜひ参考にして下さい。
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